阻止せよ!猫の腎臓病
~食事と定期検査で腎臓病は防げる~
飼い猫の8割が腎臓にダメージあり
猫の死因上位の腎臓病とは、水の多飲から始まり、食事量・体重が減少、脱水、貧血、やがては死んでしまう病気です。慢性化に移行すると完治ができない病気ですが、食事管理と動物病院での定期検査をしていれば防げる病気なのです。
平均寿命を左右している腎臓病
飼い猫の寿命は15~16歳が平均(人間でいう80歳前後)といわれています。
にゃいたんの実家で飼っていたゴロちゃん(♂)も15歳で天国に召されました。
若いころ、がっちりとした肉体は最後にはやせ細り、歩き方もおぼつかない様子でした。
それでもスリスリしたり、甘えてくれた時はうれしかったなぁ。
実家では年齢に合わせた餌を与えていなかったし、婆ちゃんや父ちゃんがこっそり人間様のしょっぱいもの(ナトリウム)を与えていたので、ゴロちゃんの腎臓を傷めつけてしまっていたんじゃないかなと、今となっては申し訳ない気持ちでいっぱいです。
愛猫ちゃんを腎臓病にさせたくない!!という方は腎臓病を考慮した食事管理をしてあげる事が飼い主の義務だと思うのです。
症状の変化
急性(若年猫にも起こりうる)
水をたくさん飲んで尿が増える(多飲多尿期)
→尿の量が減ってくる
慢性(高齢猫に多い)
突然の尿をしなくなる
→食欲不振、嘔吐、下痢、貧血などの症状が出る
※早期発見&治療ができるように、食事管理とトイレで健康チェックをしていこう!
腎臓を知る
腎臓とは:ソラマメ形をした臓器で、腰のあたりに左右1つずつある。
腎臓の働き:血液をろ過して、老廃物を尿として排出する器官。
血圧の調整や赤血球を作るためのホルモンの分泌、カルシウムの吸収を助けるビタミンDの活性化も担っている。
血液を清潔に保ちながら、体に必要なミネラルと水分を保持する役割がある。
※ゴロちゃんも8歳頃に急におしっこが出なくなった日があって、獣医さんに連れて行ったよ。その頃から痩せ始めたから慢性症状の始まりだったのかもしれない…
腎臓病のサイン
- 水を飲む回数や量が前よりも増えた(200CC以上は注意)
- 尿の回数や量が前よりも増えた
- 尿の色が薄くなった
- 尿の匂いが前とちがう
- 食欲がなくなり、体重が減ってきた
- 繰り返し嘔吐する
- 以前よりも体温が低い
※腎臓病は進行を遅らせることができる病気なので、当てはまるものが多かったら動物病院に連れて行ってあげてね☆血液検査と尿検査でわかるよ!
餌選びのポイント
・鶏肉由来の動物性たんぱく質摂取を心がける
・生魚・牛乳・野菜など人間が食べるものは与えない
・ミネラル摂取割合を守る(カルシウム:リン:マグネシウム=1:0.8:0.08)
・ビタミンE・カリウムが配合されている
・オメガ3脂肪酸が配合されている
※実は猫は便秘しやすい動物。水分が多いウェットフードを上手に取入れたり、いつものドライフードをお湯でふやかしてあげたりするのもオススメだよ。
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